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イタリア車・フランス車に市民権を与えたい

私がイタリア車を販売するようになったのは、約30年前のことです。スーパーカー世代なので、フェラーリやアルファロメオといった特別な車がなぜイタリアから生まれてくるのかということにとても興味がありました。
最初はスポーティで速い車が好きで、イタリア車に興味を持ちましたが、アバルトという自動車メーカーの創設者カルロ・アバルトに代表されるように、イタリアというのは排気量の小さい車を元気に走らせる国だということがだんだんとわかってきました。また、今も扱っているシトロエンは、高速走行時でも操縦性が良く、乗り心地と快適性が突出していました。小さくて、おしゃれで、スポーティな走りをする、日本にはぴったりな車だと思うのに、当時は「イタリア車やフランス車は壊れやすい、故障が多い」といって、なかなか受け入れてもらえませんでした。はなから避けられてしまう車たちに市民権を与えたいという思いで30年間やってきました。

最近はアメリカのクライスラーとジープの取り扱いをはじめましたが、これにもこだわりがあります。クライスラーグループとフィアットグループがマージしたことがきっかけではありますが、私はアメリカに住んでいたことがあり、当時乗っていたアメリカの車は、大陸横断も快適にできる、長距離ドライブに向いた車でした。またジープは、特別な思い入れがある方に愛されている車。まるで熱狂的なアルフィスタに愛されるアルファロメオのような車だということもあり、やはり車好きの私たちが扱うべきだという思いで取り扱いを決めました。

日本のマーケットは世界から見ると特殊なんです。というのは、世界中を見ると、自国に車のメーカーが無い国の方が圧倒的に多い。「国産車」というカテゴリーがあって大きなシェアを占めていて、輸入車の比率が総販売台数のわずか10%という日本は、本当に特殊な国です。
最終的には「車といえば日本やドイツの車を思い浮かべる人」に、私たちが扱っているイタリアや、フランスや、アメリカの車に乗ってもらいたいのです。ニッチなマーケットで最大のシェアを取る、というのがビジネス的にはいいことはわかっているのですが、好きな人にしか乗ってもらえないのでは市場は小さいままです。GSTが扱う車をまだ知らない人に、この良さ、楽しさをお伝えすること、長い間乗っていただくためにサポートし続けることが、我々の仕事です。

キーワードは「夢の懸け橋」

乗り物が好きなんです。電車やバスのような公共交通機関ではなくて、自分の意思で動けるパーソナルビークルです。子供が三輪車に乗れるようになって、次に自転車に乗れるようになると、行動の範囲が広がる、車はその延長線上にある乗り物。乗り物は人を狭い空間から外に連れ出してくれるから、夢がある。

グイドシンプレックスという運転補助装置を扱っているのも、人の夢をかなえたいから。ハンディキャップがあってもなくても、人は同じ夢を持っています。ハンディキャップがある人だって、スポーツカーに乗りたいという夢があるなら、その夢をかなえたい。同じテーブルで夢を見てほしい。今、日本には二社、運転補助装置を作っているメーカーがありますが、我々がその一角に食い込むことができれば、競争が生まれて市場が活性化し、より多くのメーカーが商機とみて参入するでしょう。そして、より多くのハンディキャップがある人の夢をかなえることができるのです。

船も、私たちをより広い世界に連れ出してくれます。日本というのは四方を海に囲まれた国です。私自身も、祖父は漁師という家に生まれて、いつかは漁師になりたいと願っています。
日本の海にはいつも風があって、そこで魚との真剣勝負の釣りを楽しむのもよし、船にのりながら、ただ何もせず美しい航跡を見ているだけでも楽しいものです。

車も船も、広い世界に飛び出したいという人の夢をかなえる、夢の懸け橋なのです。GSTはみなさんの夢の懸け橋でありたい。そして私は夢の語り部でいつづけたいと思います。